「体幹を鍛えれば姿勢が良くなる」
そんなイメージを持って、体幹トレーニングを始めた方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、体幹を鍛えているのに姿勢が安定しない、腰や肩が疲れやすいと感じる方も少なくありません。
その原因は、体幹=腹筋を鍛えること という誤解にあります。
体幹は“力を入れる場所”ではなく、姿勢を安定させるための土台。
今回は、体幹トレーニングと姿勢安定の本当の関係、そして体幹を正しく使えるようになるための考え方をわかりやすくお伝えしていきます。
1. 体幹とは何を指しているのか
1-1 体幹=腹筋ではない
体幹という言葉を聞くと、「腹筋を鍛えること」と思われがちですが、実際にはもっと広い意味を持っています。体幹とは、頭と手足を除いた胴体部分全体を指し、腹筋だけでなく背中・骨盤周り・インナーマッスルも含まれます。体幹は動くための筋肉というよりも、姿勢を安定させ、身体を支える役割 が強いのが特徴です。腹筋運動をたくさん行っても姿勢が安定しない場合、体幹の本来の役割を果たせていない可能性があります。
1-2 姿勢を支える体幹の役割
体幹は、骨盤と背骨を安定させることで、正しい姿勢を保つ土台となります。体幹が安定すると、頭や手足の動きがスムーズになり、無駄な力みが減ります。逆に体幹が不安定な状態では、姿勢を筋力で無理に支えようとするため、肩や腰に負担が集中しやすくなります。
2. なぜ体幹が安定すると姿勢が安定するのか
2-1 骨盤と背骨の関係
姿勢の安定には、骨盤と背骨の位置関係が大きく影響します。体幹がしっかり働いていると、骨盤がニュートラルな位置で安定し、その上に背骨が自然なカーブを描いて乗ります。この状態が、最も負担が少なく安定した姿勢です。体幹が弱いと骨盤が前後に傾きやすくなり、姿勢が崩れやすくなります。
2-2 体幹が働かないと起こる不調
体幹がうまく使えていないと、姿勢を保つために首・肩・腰の筋肉が過剰に働きます。その結果、肩こり・腰痛・疲れやすさといった不調が起こりやすくなります。姿勢が安定しない原因は、見た目の問題だけでなく、身体の内側の支え不足にあることが多いのです。
3. 体幹トレーニングで姿勢が変わらない理由
3-1 力みすぎて逆効果になるケース
体幹トレーニングで「お腹に力を入れ続ける」意識が強すぎると、呼吸が浅くなり、かえって姿勢が不安定になることがあります。体幹は常に力を入れるものではなく、必要なときに自然に働くことが理想です。力みすぎは、体幹の本来の機能を妨げてしまいます。
3-2 インナーが使えていない可能性
姿勢安定に重要なのは、腹横筋や多裂筋といったインナーマッスルです。表面の筋肉ばかりを鍛えても、インナーが働かなければ姿勢は安定しません。体幹トレーニングで効果を感じにくい方は、インナーがうまく使えていない可能性があります。
4. ピラティスで体幹と姿勢が安定する理由
4-1 支える体幹を育てるトレーニング
ピラティスは、体幹を固めるのではなく「支える力」を育てるエクササイズです。呼吸とともにインナーマッスルを働かせることで、骨盤と背骨を自然に安定させます。そのため、無理なく姿勢が整い、疲れにくい身体へとつながります。
4-2 姿勢を身体で覚えられる
ピラティスでは、正しい姿勢を意識するだけでなく、動きの中で身体に覚えさせます。その結果、日常生活でも自然と体幹が働き、姿勢が安定しやすくなります。
5. 今日から意識したい体幹と姿勢安定のポイント
5-1 日常動作での体幹の使い方
・座るときは骨盤を立てる
・立つときは反りすぎず丸めすぎない
・呼吸を止めない
これらを意識するだけでも、体幹は正しく働き始めます。
・立つときは反りすぎず丸めすぎない
・呼吸を止めない
これらを意識するだけでも、体幹は正しく働き始めます。
5-2 自宅でできる簡単体幹エクササイズ
・ペルビックアーティキュレーション
・キャット
・呼吸を使った体幹ワーク
これらは体幹の安定と姿勢改善に効果的な基本ムーブメントです。
・キャット
・呼吸を使った体幹ワーク
これらは体幹の安定と姿勢改善に効果的な基本ムーブメントです。